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会長挨拶

東会長

梅雨明けが待たれる今日この頃、会員の皆さまにおかれましてはお健やかにお過ごしのことと存じます。会員の皆様には、平素より看護協会事業に対しご理解とご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。

6月21日に開催いたしました令和7年度和歌山県看護協会通常総会におきましては、来賓の皆さま、そして多くの会員の皆様にご出席いただき、誠にありがとうございました。皆様のご審議のもと、前年度の事業報告および決算報告、そして本年度の事業計画と予算案が無事承認されました。深く感謝申し上げます。

さて、2025年を目途に推進されてきた様々な取り組みも一つの到達念を迎え、その評価とともに2040年を見据えた「新たな地域構想」に関するとりまとめが発表され目指す方向性が示されました。また、日本看護協会では、2015年に策定され取り組んできた「看護の将来ビジョン」が総括され、新たな「看護の将来ビジョン2040」~いのち・くらし・尊厳を守り支える看護~ が表明されました。2040年までに想定される社会、医療の変容を踏まえ、その変化に対して看護が進むべき方向性、そのために私たち看護職として何をすべきか提示されています。そして、本会もそれを踏まえて県内の看護職がこの変革を支えられるように、ともに取り組んでいきたいと思います。

昨今、医療・看護を取り巻く環境は絶えず変化しており、私たち看護職に求められる役割もますます重要になって きています。こうした変化に柔軟に対応しながら、質の高い看護を提供し、県民の皆さまの健康を支えていくことが 私たちの使命であると考えています。そのような背景を踏まえ、本会においては令和7年4月1日から県の委託事業として「訪問看護総合支援センター」を協会内に開設することができましたことは、一層看護の質の向上に繋がると期待しています。本会は、看護職の皆さまがより良い環境で活躍できるよう、本年度も「安心・信頼される看護の提供」を目指し研修の充実、 働き方改革の推進、地域医療との連携強化に努めてまいります。

重点事業

  1. 看護実践能力及び専門性の強化
  2. 働き続けられる環境づくりと人材確保定着の推進
  3. 県民の健康な生活の実現の推進
  4. 地域包括ケアシステムの構築と推進
  5. 保健師活動の体制整備と機能強化
  6. 助産実践能力強化とその体制整備

総会をもって役員・理事の交代が行われ、新たな体制でのスタートを切ることになりました。新体制のもと、これまでの歩みを大切にしながら、皆さまとともに学び、成長し、そして地域医療の向上に貢献できるよう重点事業の達成に向けて尽力してまいります。皆さまからのご意見を大切にしながら、協会がより良い形で発展していけるよう、 引き続き協会運営にご支援・ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

令和7年6月